配当金生活を夢見るサラリーマンの投資計画書
最終目標は「労働に縛られない人生」
私が株式投資を始めたきっかけはプロフィールにも記載している通り、高校数学で「確率」という考え方に出会い、金融に対して数学を活かしてみたいと思ったからです。
しかし、今でも投資を続けているのは、これからの人生の大半を労働に捧げる人生より自分の時間を最優先した人生を送りたいという最終的な目標があるからです。
ここで、注意書きとして記載しておきますが、いわゆるFIRE(=経済的な自立と早期の退職)を目指しているわけではないです。
現状、自分の仕事にはやりがいを感じているのも事実で、早く仕事を辞めたいという思いはないものの、これから先、ずっと平日の朝から夜まで働いていては自分の時間が労働に縛られている感覚があり、この感覚から脱したいという思いです。
サイドFIREに近いですが、私は「いつでも仕事を辞めてもいい状態」を作り出したいのです。
そのための手段として投資を選択し、具体的には「配当金 > 支出額」という目標を掲げています。
この目標に向けてのロードマップをまとめておりますので、皆様のご参考になれば幸いです。
目標の具体化
私の場合、飲み会や旅行等が重なったときの実際の支出額をカバーできる金額として「30万円/月」と設定しました。したがって「360万円/年」あれば不自由なく生活できると分かります。
高配当株の目安とされる4%(=0.04)を利用
年間の支出額を想定配当利回りで割り算することで算出が可能です。
私の場合、約15年をかけて9000万円を目指すことになります。
こうして整理すると現状の私では達成困難に思える金額感ですが、目指すべき数値を明確にすることは自分の立ち位置と進むべき方向を定めるために必要です。
新NISAの年間上限が360万円なので、まずは新NISA枠を全力で埋めていくことが目標達成のための近道と言えそうです。
また、今回の算出では配当利回りのみを考慮しており、株価の値上がりは考慮していません。
株価の年率が5~10%と言われているため、株の売買で資産を増やしていくことで元本金額を減額できます。
最終目標までの道のりの明確化
次は、最終目標に向けてマイルストーンとなる中間目標を具体化していきます。
私は投資期間15年を5年ごとに区切り、定量的な中間目標として年間配当金を基準としました。
投資元本は1800万円(=72÷0.04)
新NISAの年間上限360万円を最短の5年で埋めることを目標とする。
投資元本は4500万円(=180÷0.04)
30歳からの5年で2700万円(540万円/年)を投資に回すことが必要。
すでに72万円/年の配当金があるはずなので、30歳までと比較して78万円/年のペースアップとなり、実質は438万円/年で収入から投資に充てることを目標とする。
仕事面で昇格(している想定)に伴う昇給分をそのまま原資としつつ、値上がり益を利確することで元手を増やしていくことが必要。
投資元本は9000万円(=360÷0.04)
35歳からの5年で4500万円(900万円/年)を投資に回すことが必要。
すでに180万円/年の配当金があるはずなので、35歳までと比較して282万円/年のペースアップとなり、実質は720万円/年で収入から投資に充てることを目標とする。
30歳までのペースのほぼ2倍のペースで投資を拡大させるためには、収入元の多要素化が必要。
このように最終目標までに達成しなければならない中間目標を考えてみると、想像が難しかった「年間360万円の配当金」も、まずは「30歳までに年間72万円の配当金」に置き換えることができ、ぐっとイメージがしやすくなりました。
と同時に考えなしに収入を投資に回しているだけでは達成することは難しい金額であることも理解できました。
投資のペースアップのためには、仕事面はいかに早く昇格して、昇給できるかがポイントになります。こればっかりは会社の人事の話も絡むと思うので、思い通りにいかないです。
能動的にできることは、勤務先からの給与だけではなく、ダブルワークなどによる収入元の多要素化と考えています。
こちらは将来に備えて今から種まきをするイメージで対応したいと思います。
私の投資ポリシー
最後に、目標達成に向けて私が実践する投資手法をポリシーとしてまとめたいと思います。
今後の長い投資人生において、なにを選択すべきか迷う場面があったときは、このポリシーに立ち返りることで、その選択は「目標達成に向けてベストな選択なのか」を冷静に判断できるようにしておきます。
- 株式の総取得額に対する配当利回りは4%以上を確保する
- 株式の総取得額に対する1銘柄が占める割合は10%以下とする
※ただし、持株会分は含めない - 現物取引のみとする
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
皆様の投資人生において、少しでも私のブログが役立つことを祈っております。